2002年大河、「利家とまつ~加賀百万石物語~」の第4話「桶狭間の奇跡」のあらすじと感想です(・▽・*)
第4話あらすじ紹介
第4話では今川と戦う織田軍勢に出仕拒否された前田利家(キャスト:唐沢寿明さん)の姿がありました。戦功をあげお館さまのお許しを得ようと奮闘する利家。清州城(きよすじょう)では女達が信長を信じて待っていました。まつ(キャスト:松嶋菜々子さん)はその女達に「勝ちますよ」と笑顔で話してみせ、みなを安心させます。
織田軍は桶狭間にて今川義元の本陣に切り込み、さむらい達は大将の義元を倒そうと奮迅、見事毛利新介が義元を討ちとります。利家は義元には向かおうとせず、それでも戦いでは活躍、しかし信長は利家の追放を解きませんでした。
4男の前田利家と5男佐脇良之(キャスト:竹野内豊さん)の戦いぶりを遠くから心配そうに見ていた前田利昌(キャスト:菅原文太さん)。戦いの後、利家と弟良之は父・利昌が亡くなったことを知らされます。
第4話「桶狭間の奇跡」感想
第4話は織田信長の名前が天下に鳴り轟いた「桶狭間の戦い」。大大名の今川義元を討ち取ったことで知られる桶狭間の戦いですが、義元を討つ時のサムライ達の功名争いが見ものでしたね!弟の佐脇良之も頑張って戦ったけど、残念ながら毛利新介さんに手柄は取られてしまいました。
利家は勘当の身だからと遠慮して行きませんでしたね。従者の長八郎(キャスト:的場浩司さん)はそういう利家の性格を好きでもあり、イライラしながら仕えていますね。藤吉郎(のちの秀吉)は一兵卒としてこの桶狭間の戦いに参加していますけど自信がないのか逃げ惑っている。(影では義元の側に遊女を置いたりして工作に働いていますね)
農民あがりの木下藤吉郎(キャスト:香川照之さん)は武芸を磨く時間も無かったでしょうし、個人としての武術は自信がないのでしょうね。リアルの藤吉郎もこんな感じでなかったかしら?なんて思いました。偉くなったら自分が前面に出ること無いから、個人の武術は必要ないですし。のちの金ヶ崎の戦いでは殿(しんがり)を務め、無事生還しているので全然駄目ということはないと思いますが。
今回驚いたのは「佐々成政とはるの関係」いやぁ、いつの間に(笑)赤ちゃんもはる(キャスト:天海祐希さん)のお腹の中にいて・・佐々成政さんむっつりですね(*^^*)しかしながら、命をかけた戦い続きのサムライはそういう感じかも知れません。佐々成政の兄は今川義元を油断させるため「捨て石」として亡くなってしまいます。
のちに有名になった豊臣秀吉や前田利家ですが、この頃は同じ様に信長のもとで働くサムライ達は沢山いて。佐々成政(キャスト:山口祐一郎さん)の兄は簡単に亡くなってしまったし、なんていうか命が簡単に散っていく。はかない・・。命がかかる戦いの中で人としてまっとうに生きるってすごく大変そうです。
お父さんの前田利昌は遠くから息子達の戦いを見ていましたね、よく考えると凄い状況です。「戦っているのは若い頃のわしじゃ」と言ってましたね。若い頃はわからなかったけど、そういう気持ちは今の私にはわかります。両親がいて、娘がいる私、ちょっと切なく見ていました。
戦いの後、お父さんが亡くなったことを知る利家、織田信長(キャスト:反町隆史さん)に会いに行き「敦盛」を舞ってくれと言う利家。舞う信長。う~ん、今は追放のみの利家だけど、実は主従を超えて仲良しですよね、この二人。
第4話、毛利 新介のその後
第4話の登場人物、桶狭間にてみごと今川義元を倒した毛利 新介(もうりしんすけ)。利家とまつ では名前と後ろ姿だけで俳優さんはどなたかわかりませんでしたが、名高い桶狭間の戦いで名を上げた毛利 新介(毛利 良勝)はその後、どのような生涯と最後を遂げたのでしょうか?
毛利 新介は織田信長の馬廻衆のひとりで、黒母衣衆の一員でした。桶狭間の戦いでは服部 一忠に助太刀する形で今川義元に挑みました。しかし服部 一忠が義元の反撃を受けて負傷、かわりに毛利 新介が義元を倒します。その際、義元に指を噛みちぎられたという話が伝わります。
桶狭間の戦い以降は毛利良勝と名前を変え、その後も信長の側近として仕えます。知にも優れた人のようで信長が上洛した後はおもに吏僚として活躍、武田家への甲州征伐にも随行しています。
天正10年(1582年)、本能寺の変の折、信長のいた本能寺と信長の嫡男・織田信忠のいる二条御所に明智光秀は兵をまわしますが、毛利新介(毛利良勝)は信尹ともに二条御所におり、奮戦ののちに最後、亡くなりました。織田に命をかけて仕えた一生涯だったのですね。
第4話「桶狭間の奇跡」のあらすじと感想でした。ありがとうございました。
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