第2話「笄斬り」のあらすじと感想

あらすじと感想


大河「利家とまつ~加賀百万石物語~」第2話「笄斬り」(こうがいぎり)のあらすじと感想です。

今回は前田利家の若い頃の史実「笄斬り」のエピソードをもとにしたお話でした。

第2話あらすじ紹介

第2話では利家が まつから贈られた、まつの父の形見でもある「笄(こうがい)」がなくなり、清須の城では坊主の拾阿弥(じゅうあみ)と日吉(キャスト:香川照之さん)どちらが取ったかという騒動になります。

また利家の父、前田利昌(キャスト:菅原文太さん)は駿河の今川勢との争いに出向いたところ流れ矢があたり負傷してしまいます。

荒子の前田家では信長の鶴の一声で利家とまつの婚儀が決まり、翌年には長女の幸も生まれます。幸せな生活が始まったやさき、利家は城内で拾阿弥を切るという刃傷事件を起こします。

第2話「笄斬り」の感想

第2話で出てきた、笄(こうがい)は歴史博物館などでも何気に展示されていますが、現在ではあまり見かけないですね。髪型を崩すことなく頭を掻く道具、武士には日本刀の付属品として一緒に持ち歩かれる道具でした。

「利家とまつ」第2話に出てくる、織田信長の弟、坊主の拾阿弥(じゅうあみ)は嫌な奴でしたね。ずっと喧嘩を売ってるしか思えない態度。よっぽど利家が嫌いだったのでしょうか?

演じたのは出光 秀一郎(いでみつ しゅういちろう)さん。調べたら推理作家の夏樹静子さんの息子さんでした。拾阿弥は弟ではなく家臣とされている時もあります。

執拗に前田犬千代(利家)に絡む拾阿弥。大河ドラマでは出てこない話ですが織田信長と前田利家は若い頃「衆道」の関係で、拾阿弥とは三角関係のもつれであのような事態になったという話もあります。

戦でも政(まつりごと)でも真っ直ぐな「前田利家」。そこが愛すべきところであり、上司の信長からしたら使いにくい人材。そういう所が出ていた回でした。最後に利家は拾阿弥をきってしまったので、その後2年ほど浪人生活をおくることになります。新婚さんなのに大変!

今回、若き頃のまだ今川家の家臣だった徳川家康(キャスト:高嶋政宏さん)が初登場しました。まつは将来この徳川家康を「天敵!」といいますが、まだ狸親父な片鱗は見せてない若い徳川家康でした。

若いといえば若い信長様(キャスト:反町隆史さん)。年をとってからは第六天魔王と言われる様な怖いイメージの信長様ですが、怖いし威厳はあるのですが、まだ明るい笑顔を見せたり、少し軽口を言ったり、自分の気持ちを正直に言ったり家臣との距離が近い、魅力的な信長様だと思います(・▽・*)

佐々成政(キャスト:山口祐一郎さん)も後年、気難しいイメージがありますが、まだ軽輩の若い佐々成政は利家の同僚として利家に冗談を言ったりしてやりとりが楽しい。

日吉(のちの豊臣秀吉)は士官を許され、草履取りになりました。汚い格好ですが、デジャ・ブと思ったら俳優の香川照之さんは後年、「龍馬伝」の岩崎弥太郎役で同じように汚い格好の役をされていましたね(笑)

第2話の登場人物:拾阿弥

第2話の登場人物の拾阿弥・十阿弥(じゅうあみ)は「利家とまつ」では織田信長の妾腹の弟とされていましたね。織田に仕えた茶坊主で、信長の部下の武将達に横柄な態度でふるまうことが多かったといいます。

前田犬千代(利家)が婚約の証としてまつから貰った笄(こうがい)を盗んだり、暴言で度重なり侮辱を繰り返し、ついには我慢しきれなくなった利家に、
信長の目の前できられ亡くなりました。

若い利家(キャスト:唐沢寿明さん)とまつ(キャスト:松嶋菜々子さん)は利家が拾阿弥をきったことによりいきなりの苦境に立たされます。

~第2話「笄斬り」のあらすじと感想でした。

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利家とまつ らぶりぃ通信

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